当サイトにたどり着かれた方も、投資関連の情報サイトや投資助言会社の情報など、情報収集を日々されていると思うのですが、投資顧問会社にひも付いた「仕手株」や「仕手系情報」というキーワード。よく見かけませんか?
これまで、助言者やアナリストなどがどのように情報収集をしているのか?などをかい摘んで解説していきましたが、入手される情報の中には「仕手情報」なんて物も含まれるようです。
個人投資家の運用スタイルによって、「仕手株には手を出すべきではない!」または、「仕手系情報に強い○○」など仕手株への意見はさまざまです。
賛否両論の仕手株について、具体的にどういったものなのか解説していきます。

仕手株とは何か?

仕手株とは、変動する材料などがない銘柄が、前触れも無く株価が大きくつり上げられたり、乱高下するような状態にある銘柄が仕手株です。
一般的に株価が上昇する時には、企業業績、新技術開発などの好材料が必ずあるはずです。しかし仕手株は、これらのプラス材料がない銘柄が、膨大な資金力を持つ「仕手筋」と呼ばれるグループによって大量の投資資金流入が行われ、株価が大きくつり上げられます。

これらの「仕手筋の仕掛け」を知らない一般投資家は、需要的な要因によって活発な取引が行われているという理由で誘い込まれます。
仕手筋は、上がる勢いが残るうちに仕込んでおいた株式を一気に売り抜けることで利益を得るのです。
仕手株は、市場が低迷している状態でも注目される動きをし、市場が上昇相場に転換する際にも一般の成長株と同様に噴上げる動きをします。主に資本金が小さく、値動きの軽いものが対象になりやすい面があり、主にターゲットとなる銘柄は、不動株比率が低い銘柄です。
仕手筋が仕込んだ銘柄は、短期間の間に数倍から数十倍になることも珍しいことではありません。

有名な仕手グループについて

近年、証券等監視委員会による不正調査(市場の公正性を害するような市場参加者)によって、大規模な仕手戦は発生しにくくなったといわれていますが、株式市場を見渡せば、「仕手が入ったのではないか。」と思われる、数日で急騰した銘柄が多数存在します。
仕手集団には、大小さまざまなグループが存在しており、自らの資金をもって単独で仕手戦を仕掛けるグループや、大口投資家十数人で投資グループを結成し、それぞれの手口を散らした上で仕手戦を仕掛けるグループなどさまざまです。「加藤暠(かとうあきら)通称:K氏」率いる『般若の会』」などが有名で、一般投資家が着目するグループといえるでしょう。

仕手筋の手口と売り抜け

仕手筋は、常にターゲットとなる銘柄を吟味しており、経営があまり思わしくなく、長期的に株価が低迷している銘柄に目をつけるケースが多いといわれています。
仕手のターゲットが決まると、一気に買い集めるのではなく、静かに少しずつ市場のうわさにならない単位で、ある程度の期間をかけて買い集めていきます。そのために、「風説の流布」や「見せ板」などの違反行為を駆使しつつ、株価を低く維持していくのです。
仕手を仕掛けるには、種玉が必要となるので、一定の期間を掛けて値が上がらないように玉を買い集め仕込んでいきます。
仕手筋は、売り抜けを行うために手掛ける株の情報を一部の投資顧問会社に流し、投資顧問会社が抱える顧客に伝わるよう、多くの一般投資家に仕掛けた株を買いをあおらせるのです。

種玉の買いが完了するころには、市場に出ている浮動株が少なく、株価操作が行いやすくなり、ここから一気に株価のつり上げが始るのです。一定の水準での売り物は買い集めていますので、第一段の上げを仕掛ける段階では上値は軽く、急騰を演じます。
さらに仕手参加グループと売買を繰り返すことで、出来高を膨らませ値上り率、出来高急増銘柄として注目を集めるように仕掛けるのです。
この段階に入ると、業界紙やインターネット掲示板に情報を流すことで、短期投資を目的とした投資家達を集める、いわゆる「とうろう買い」を意図的に集めるのです。
一度情報が書き込まれると、情報に尾ひれがついてさまざまな情報が流通するようになり、買いが買いを呼び、株価はさらに急騰。急騰した後、参加者に警戒感が現れ売り方が極端に少なくなったり、とうろう買いが様子見に回らないよう、何回か株をまとめて売り、瞬間的に株価を下げることで過熱しすぎないようにします。また、証券会社から危険銘柄に指定されないよう、慎重に操作を行うのです。
十分に利益が出ると、仕手筋は早い段階で売り抜けを図る局面。
仕手筋が売り抜けた後は、吊り上げられた株価なのでまもなく株価は急落し、以前の水準まで下がっていくこととなるのです。

賛否両論の仕手株
ギャンブル要素の高い銘柄との声もありますが、仕手情報を中心に扱っている投資顧問も存在します。正確な情報とタイミングを把握することが出来れば、大きな利益獲得のチャンスになるかもしれません。